雲ノ平 時計回り 2013/8/14-18
2013年11月14日 Ikeda 0 Comments
2013年のお盆はぐるっと右回りで雲ノ平を歩いてきました。
今回のテーマは「いかに山に居る時間を最大化するか」というものだったのだけど、要するに「ゆっくりのんびり歩こうぜ」というユルい気持ちです。
ある程度時間が掛かって一生で何度も行けない所なので、景色を目に焼け付けながら、大事に歩くことを楽しみました。
【行程】
1日目:折立〜太郎平小屋〜薬師峠キャンプ場
2日目:薬師峠キャンプ場〜太郎平小屋〜薬師沢小屋〜雲ノ平山荘〜雲ノ平キャンプ場
3日目:雲ノ平キャンプ場〜三俣山荘〜黒部五郎小舎(黒部五郎キャンプ場)
4日目:黒部五郎キャンプ場〜黒部五郎岳〜太郎平小屋〜折立〜富山市街
5日目:富山市街〜東京
2013/8/14 1日目:折立〜太郎平小屋〜薬師峠キャンプ場
東京からのロングドライブで登山口のある折立まで到着しました。
身支度を整える間、久しぶりの山中3泊にふつふつと湧き上がる緊張と楽しみの交わったこの感じ。
いきまっせ〜〜〜!
1日目の目的地は雲ノ平周遊の始点となる、薬師峠キャンプ場を目指します。
少し高度を稼いで、あとはゆっくり横移動。
太郎平小屋から少し離れたテント場に到着。コースタイムで5時間強で今日はおしまい。
2013/8/15 2日目:薬師峠キャンプ場〜太郎平小屋〜薬師沢小屋〜雲ノ平山荘〜雲ノ平キャンプ場
明けた2日目。今日からいよいよ日本でも指折りの有名秘境。雲ノ平歩きが始まります。
途中でピークを踏まなければ、高低差が大きくないロングコースです。気持ちよか〜〜〜
薬師沢小屋をすぎて、雲ノ平エリアを満喫した後は雲ノ平テント場が見えてきました。本日は6時間ほどの行程でした。
テント場混雑を考慮して早めの行動だったものの、埋まり具合はなかなかのもの。遅い時間には満杯になり、張れる場所を探してさまよい歩く姿もみられました。
意外と快適に張れる場所は限られている印象でしたので、混雑時はご注意!
2013/8/16 3日目:雲ノ平キャンプ場〜黒部源流〜三俣山荘〜黒部五郎小舎(黒部五郎キャンプ場)
朝起きてテントの前室を開けると、そこに広がる雲ノ平。といきたい所ですが暗いうちに行動開始です。
この場所にテント泊できたことの幸せを噛み締めながら3日目を歩き始めます。
明ける頃に雲ノ平を出発。
少し登って、雲ノ平のテント場を見おろします。
残雪ナメのテント場を見おろしてその先にはモルゲンロート。この景色、心震えますな。生きててよかった。
連日天気に恵まれててほんとすいません。今日も天気が良さそう。
特にピークを踏まない今回のハイライトとでもいいましょうか。黒部の源流をまたぎます。
黒部源流を歩く人の姿も。どこに行くんですか。。。
三俣山荘でコーヒー休憩。雰囲気の良い喫茶スペースでケーキセットをいただきました。
ここ三俣は南の穂高方面からの人間交差点なので、人の流れが多く明るい雰囲気。
ピークを徹底的に巻いて、三俣蓮華岳巻道。巻道のほうが時間が掛かるのだけど、山頂とは違っても最高の景色。
ため息が出るほどの夏山具合。夏なんです。
牧歌的雰囲気に満たされた黒部五郎小屋。
ここのテント場が今回泊まった中では最高でした。水場が近いし。
他と比べると選択する人が少ないルートなので、小さめのこじんまり感が心地よかった。
2013/8/17 4日目:黒部五郎キャンプ場〜黒部五郎岳〜太郎平小屋〜折立〜富山市街
山中最終日の4日目。ピークは巻いてきましたが、今日は黒部五郎岳の山頂を踏まなければいけません。
10時間歩行が予定されるロングコースですが、疲れはそれほどないので気張っていきましょー!
ヘッドランプを灯してモクモク移動。黒部五郎まってろよー!
黒部のカール。住みたい。
カールから稜線にあがる斜面にはこんな景色。黄泉の国じゃないよね。
カールを上から。あとから見てもよだれが出るほどの景色です。
黒部五郎おじさん
見えてる稜線を歩いてつないで3日前の出発地点を目指します。遠いな〜。。
たっぷりゆっくり歩くことが叶って満足ですが、この道のりが正直長くてキツかった。。景色・雰囲気は最高。
長距離にややだれながらも、周遊起点の太郎平へ到着。
ビールやカレーを飲み干し、1周ぐるっとお疲れ様でした!
その後は折立の駐車場まで心を無にして下り、富山市街のAPAホテルをじゃらんで予約。
居酒屋で海の幸を満喫して、久しぶりの平らで柔らかい地面(ベッドともいう)で就寝。
APAホテル、富山に幾つかあるようなのですが、スーパー銭湯が併設されているところでナイスでした。
いやーよく歩いたー。満足満足!