Yosemiteへの旅 Day 3 – Little Yosemite Valley to Merced Lake 2016/04/25
2016年5月7日 Ikeda 0 Comments
ヨセミテへの旅の3日目です。この日はYosemiteでのテント1泊目のLittle Yosemite Valley から Merced Lakeへ歩みを進めます!
【目次】
1日目:San Francisco to Merced(マーセド)
2日目:Merced to Yosemite
3日目:Little Yosemite Valley(LYV) to Merced Lake ←イマココ
4日目:Merced Lake to LYV
5日目:LYV to Half Dome Village
6日目:Yosemite to Santa Rosa
7日目:Berkeley
8日目:Berkeley, San Francisco
9日目:Oakland
4.25 Mon 6:30 AM – Little Yosemite Valley
6:30 前夜のヒョウと強風から一夜明け、起きあがってみるとなんと晴れていた。寝袋の中でしおれていたテンションがムクムクと回復。この日は1分パスタに混ぜるだけのカルボナーラを朝食とした。周りを見渡すとテントは増えていないが、ひとり散歩だろうか、歩いている人影をみた。
9:00 出発
出発する前からうすうす気になっていたけど雪がチラついてきている。
焼けた樹林帯を歩くとやはり予報通りの雪のようだ。
今日は気分も景色もグレーだ。
10:30 Merced fall
11:20 Bounell Cascade
雪が横殴りに降りつづく。
マーセド川を高巻きする道を登り詰めると、そこで単独の男性ハイカーと出会った。出会い頭だったし、今日初めて人に会ったということでお互いビックリする。
我々の目的地マーセドレイクでキャンプしていたそうで、寒かったけどデカい焚き火(Big fire)をして凌いだそうだ。(big fireってどんなだよ。と心のなかでツッコミつつ。)
こんな天気で人と会うとも思っていないので、かなり不意をつかれたけれども、人に会うと安心する。クマじゃなくてよかった。
この後は誰にも会わなかった。
12:50 一時晴れる。
13:30 echo valleyの手前で昼食。
雪で道を失いかけるも、さっきすれ違ったハイカーのトレースに助けられる。
先ほどのハイカーの足跡も消えかけていたところ、鮮明に別の足跡がついていた。これから向かう方向についている足跡は、クマのものだった。
クマは橋を渡って向こう河岸にいるようだ。もう一つの足あと主であるハイカーとすれ違った時間から考えるとここ1時間の間だろう。
どうするのが正解かわからないけれど、戻るのはしんどいし、雪だし先を急ぎたい。少し時間をつぶす?
ほーほー!とかヤッホーとか大声で話しながら、周りの景色を感じながらも急ぎ目で歩いた。
橋を渡って足跡をたどってみると、じきに足跡はなくなったので、クマは脇にそれていた様子。
エコーバレーを抜けて一息。嫁と顔を見合わせて緊張を緩めた。
「おー、やっぱりいるんだねぇ。クマ。」
15:00 をすぎて マーセドレイクのほとりに立った。天気が良ければ最高だろう。予報では晴天の明日にかける。
15:40 マーセドレイクのキャンプ地に着く。フードストレージもあって、ハイカーの足跡が向かっているがもう少し先に進んでみる。
何か小屋を解体したようなものがいくつも並んでいる。建物も倉庫やトイレもあった。夏にオープンするのだろう。トイレは施錠してあった。
すれ違ったハイカーがこの辺りで寝たとすれば、焚き火跡があるのではないかと思ってあたりを探してみる。
足跡を辿ると、奥まった場所に大きな倒木が3本トライアングルになったスペースを見つけた。
きれいに四角く雪が積もっていない場所があり、目の前には焚き火の跡があった。テントの跡だ。
ありがたく同じ場所にテントを張り、焚き木を集めて火を灯した。松の葉がよく燃える。
近くには直径20センチ、長さ1メートルくらいの燃えかすがあった。これなら確かに彼の言うとおりBig fire だったろう。彼のザックの横にはMSRのフエルボトルが刺さっていたので、ガソリンでドカーンと燃やしたんだろう。
このサイズを燃やすのはルール違反だけどね。。
空も晴れて、焚き火の匂いをまとって寝た。クライマックスぽい夜だったけど、寒くて全然眠れなかった。
行動時:ベースレイヤー・フリース・レインジャケット・長ズボン
就寝時:ベースレイヤー・フリース・ダウンジャケット・長ズボン・ダウンパンツ
BGM:THE DRUMS – US National Park
つづく